
みなさんこんにちは、北見オホーツク北方植物研究所の森です。
前回に続き、今回は暑寒別岳パイロットファーム(以下PF)の様子についてレポートをお届けします。
■山道に残雪! 5月の暑寒別岳
私が今回暑寒別岳PFを訪れたのは、5月も半ばを過ぎてのこと。
暑寒別岳PFに向う山道は、途中までは草木が芽吹き、早咲きの花がちらほら見られる春らしい景色でした。しかし、標高があがるにつれ、雪の残る箇所をいくつか発見。
路面もごらんのような積雪で、5月だというのに、除雪しないと通行できない状況でした。
■春の暑寒別岳PF
暑寒別岳PFまであがってくると、広い高原には一片の雪もありませんでした。
栽培品は、無事冬を乗り越えたようで、春の日差しを浴びてしっかり芽吹いていましたよ。今年も、良質な植物の収穫が期待できそうです。
ふと遠くをみると暑寒別岳(標高1,429メートル)はまだしっかりと雪に覆われたまま!暑寒別岳に春が訪れるのは、もう少し先のよう。こうした新緑と残雪のコントラストが美しい景色が、まだ当分楽しめそうです。
■生命の息吹! 早春の草花
北海道の植物は、本州に比べて全体的に大きい傾向があります。
小さな植物は、勢いよく成長する植物に囲まれてしまうと、日光がさえぎられ生きていけません。
「...ならば、ほかの植物が寝ている間に、早めに咲いてしまおう!」
と、考えているのかどうかは分かりませんが、早咲きの小さな花がいくつか見られました。
左から、カタクリ、エゾエンゴサク、エゾオオサクラソウ。
見た目はひかえめで遠慮がちでも、じつはしたたかです。
スギナやフキも芽吹いていました。
■春の湿原は、ミズバショウでいっぱい
暑寒別岳PFには窪地があります。その中に、暑寒別岳から流れる小川の水と降雨がたまって、湿地となった場所があり、湿地特有の植物が観察できるんです。
こちらでは、毎年この時期にミズバショウの群落が見られます。
たくさんのミズバショウが群生している様子は、まさに圧巻。とても幻想的な景色でした。
そんななか、ひっそりと咲くザゼンソウを発見。
こちらはちょっと肩身が狭そうでした。
春の暑寒別岳PFの様子は、いかがでしたか?
このほかにも、NOEVIR PHOTO GALLERYで自然豊かな暑寒別岳の写真を公開しています。ぜひ、ご覧になってくださいね。
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