
みなさんこんにちは、ノエビアの山村野乃です。
前回に引き続き、今回はいよいよノエビアとシマナンヨウスギの出会いについて、ノーフォーク島(オーストラリア領)でのレポートをお届けします。
10数種類ものナンヨウスギが自生しているニューカレドニアでの調査の後、私たちはニューカレドニアから南方へ約800キロメートルに位置する、ノーフォーク島へと向かいました。
この島は、オーストラリアから東へ約1,500キロメートル、ニュージーランドから北へ約800キロメートルに位置する絶海の孤島。そのため、島のほとんどの植物は固有種であり、独自の進化を遂げているため、似たような種類でも少しずつ形状が異なっています。
そんなノーフォーク島固有のナンヨウスギが、「ノーフォークパイン」とも呼ばれる「シマナンヨウスギ」。この島にだけ生き残っている貴重なナンヨウスギです。ノーフォーク島では、島旗やパスポートに押されるスタンプにもシマナンヨウスギがあしらわれており、この植物が島のシンボルとなっています。
この島には多くのシマナンヨウスギが生い茂っており、中には樹齢数百年という大木も見られます。強い潮風が吹き付ける岬に立つシマナンヨウスギの様子は、180年前の絵画にも同じ姿で描かれているのだとか。
ノーフォーク島では、シマナンヨウスギは農具や工具、家具などの材木としても使われており、人々の暮らしに密着した樹でもあります。また、若い樹が育てられているエリアもあり、貴重な植物資源を守る活動も行われています。
現在では、ハワイ諸島やカロリン諸島などの南洋の島々をはじめ、世界各地で植栽されているナンヨウスギ。中でも一般に植栽用として流通しているのがシマナンヨウスギであり、こちらはイギリスの大航海時代、キャプテン・クックらによって世界中に広められたと考えられています。
最近は日本国内でも、各地で植栽されたナンヨウスギを見かけることがあります。遠くからでも綺麗な樹形が確認できるので、見つけやすいと思いますよ。みなさんの家の近くでも、植栽されているかもしれませんね。
ノエビアでは、ニューカレドニアとノーフォーク島での調査をきっかけに、シマナンヨウスギの研究を進めてきました。鹿児島県奄美諸島の与路島や請島の自社研究施設では、シマナンヨウスギを栽培・増殖させ、抽出エキスの有用性を検討しています。今後も未知の可能性を秘めたシマナンヨウスギの研究を続け、より良い製品開発に活かしたいと思います。
そのほかにも、NOEVIR PHOTO GALLERYにて、ニューカレドニアとノーフォーク島の雄大な自然の様子を公開しています。こちらもぜひお楽しみください。
■関連記事
○フォトギャラリー ニューカレドニア、イルデパン島、ノーフォーク島アップしました
■関連画像
◇NOEVIR PHOTO GALLERY:HTML
コメント
コメントを投稿
本企画の趣旨から外れたコメントは、掲載することができません。予めご了承ください。( ご利用上の注意ページをご確認ください。)