
みなさんこんにちは、ノエビアの山村野乃です。
前回は「日本生薬学会第56回年会」での研究発表についてレポートをお届けしましたが、ご覧いただけましたでしょうか?多くの参加者の方にシマナンヨウスギの力や可能性について知っていただくことができて、研究発表は大成功でした。
そこで今回から2回に分けて、ノエビアとナンヨウスギとの出会いについてレポートをお届けします。調査を行ったニューカレドニアの美しい風景写真もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
ナンヨウスギとの出会いは、5年前までさかのぼります。「恐竜のような巨大な動物が食べる植物があったとしたら、凄いエネルギーを秘めているのでは?」という着眼点から、私たちは調査を開始しました。そのなかで着目したのが、「生きた化石」「古代植物」「ゴンドワナ植物」などと呼ばれる、ナンヨウスギ科ナンヨウスギ属の植物。恐竜が闊歩していたとされるジュラ紀の地層からも化石が発見されており、私たちの求める効果を発見できるのでは、という大きな期待を抱かせてくれました。
ちなみに、ナンヨウスギには"スギ"という和名がついていますが、北半球で見られる"杉"とは全く別の系統であり、現在は主に南半球に生育しています。私たちは研究の手始めに、10数種類ものナンヨウスギが自生している、ニューカレドニアでの調査を行いました。
■ニューカレドニアでの研究調査
日本から南半球に向って南下することおよそ7000キロメートル。ニュージーランドの少し北、オーストラリアの東側に位置する細長い形の島が、ニューカレドニア島(本島)です。島の周りには小さな離島がいくつも点在しています。
ニューカレドニア島にある首都、ヌーメアは、白い建物、ヨット、青い海など、おしゃれな街並みが特徴。ビーチリゾートとしても人気を集めています。右下はカイトサーフィンを愉しんでいる写真。ほかにも、ダイビングやトローリングなどのマリンスポーツも盛んなのだそうですよ。
ここヌーメアでも、ナンヨウスギをはじめとする南半球らしい植物に出会うことができました。日本ではなかなか見られない植物ばかりで、非常に興味深かったです。
さらにニューカレドニア島の内陸部へ向かうと、そこは自然の宝庫で、ニューカレドニア固有のいろいろな植物を観察することができます。ナンヨウスギについても、葉の大きさや形、樹形、好む生育環境、土壌環境が実にさまざまであることを確認しました。
■イルデパンの景色
次に、ニューカレドニア島から飛行機で南東に30分ほど行った所に位置する、イルデパン島へ向かいました。
イルデパン島は、"南太平洋の宝石箱"とも呼ばれる美しい島です。かの有名な海洋探険家キャプテンクックがナンヨウスギを松と間違えたことから、「イルデパン(松の島)」という名前になったといわれています。高く伸びたナンヨウスギ群が海岸に並ぶ様子は、とても美しい光景です。強い紫外線や潮風を受けながらも、高く育つこの樹から自然の力を感じ、有用な成分が含まれていることを確信しました。
いかがでしたか? 次回は、ニューカレドニアから南方へ約800キロメートルの位置にある、ノーフォーク島でのシマナンヨウスギとの出会いについてレポートします。お楽しみに!
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