フォトギャラリーレポート 7月の桜島
2009/08/31
みなさんこんにちは、ノエビアの網谷英志です。
今回は桜島より、7月のフォトレポートをお届けします。夏真っ盛りのダイナミックな桜島の様子を撮影してきましたので、今年の夏を思い返しながらご覧ください。
■世界有数の活火山、桜島
桜島は、鹿児島市街地から4キロメートルの錦江湾(鹿児島湾)に位置する、周囲約55キロメートル、標高1117メートルの半島です。2007年には日本の地質百選にも選ばれるなど、鹿児島のシンボルとしても広く知られています。以前はひとつの島でしたが、1914年の大噴火により溶岩が流出したことで、大隅半島と陸続きになりました。
桜島へは、鹿児島港と桜島港を結ぶ桜島フェリーで移動できます。市街地から出航すると、錦江湾に浮かぶ雄大な桜島が、次第に目の前に迫ってくるのを体感することができます。


さて、桜島が近づいてきました。もくもくと噴煙が立ち込める様子に迫力を感じます。噴火の規模が大きいと、噴煙の高さは火口から4000メートルを越えることもあるそうです。今回は前回撮影時に比べて噴煙が多く、晴天ということもあって、迫力ある画像を撮ることに成功。こちらがその写真です。


桜島では、噴煙にともない降灰に見舞われることがあるので、桜島周辺地域の新聞やニュース番組では、天気予報で桜島の風向きが知らされます。これにより人々は、農作物への防灰対策をとったり、洗濯物を干すタイミングを図ったりすることができるというわけです。
ちなみに地元の人々にとっては、「ドカ雪」ならぬ「ドカ灰」が脅威なのだとか。大きな噴火とともに大量の灰が降り注ぐと、昼間でも暗くなって、あたり一面灰だらけになってしまうそうです。今では頻繁に「ドカ灰」になることはなくなったそうですが、噴火や火山灰と共に生活するのは大変なことだと、あらためて思い知らされます。


■桜島 島内の様子
桜島では、約6000人の人々が生活をしています。島内には果樹栽培等に適した扇状地があるため、みかんやびわ等の農業が盛んです。また、錦江湾では、ブリやカンパチの養殖等の水産業も活発に行われています。
こちらは、桜島内の小学校です。校舎には、「不屈の心」「がんばる」「考える」「助け合う」という言葉が掲げられています。火山との共存という、桜島の厳しい生活状況のなかで生まれた精神なのでしょうか? とても素敵な言葉ですね。


島の東岸には、地面に埋没した珍しい鳥居の姿が。実はこれこそ、大隈半島と陸続きになった、1914年の大噴火の名残なのです。本来は高さ3メートルの鳥居が大量の火山灰に埋もれ、かろうじて上部だけが地表から出ています。


現在もこのままの形で残っているのは、当時の東桜島村長が、噴火のすさまじさを後世に伝えるために掘り起こすのをやめたからなのだとか。ちなみにこの埋没鳥居は、鹿児島県の天然記念物にも指定されています。見るだけで自然の脅威を感じられる、非常に貴重な遺跡です。
今回は、雄大な桜島の様子をご覧いただきました。大自然の圧倒的な力と、そこに住む人々のたくましさが伝わったでしょうか? ほかにも、自然豊かな桜島の写真をフォトギャラリーにて公開していますので、ぜひご覧ください。
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